中国がGDP(国内総生産)で世界第二位になった!

中国の発展、台頭はむしろ、多くのアジア人にとって、アジアという地域が人類社会の最先端に返り咲いたことを象徴する出来事だ。有史の古代から文字を操り、過去20世紀のうち18世紀で世界最大の経済規模を誇っていた中国は、物事を「自然な」状態に戻しているだけなのである。決して今に始まったことではなく、国際勢力図が長い人類の歴史において元に戻っただけであることを認識すべきだろう。

中国がGDP(国内総生産)で世界第二位になった!

中国の国内総生産(GDP)が4−6月(第2四半期)に日本を上回り世界第二位の経済大国になった。1978年に当時の指導者、ケ小平氏の下で始まった改革・開放政策から30年余りを経て、中国はついに世界2位の経済大国に浮上した。日本の内閣府が16日発表した日本の4−6月期GDPは1兆2883億ドル(約111兆円)であったのに対し、中国は1兆3369億ドルだった。ゴールドマン・サックス・グループのチーフエコノミスト、ジム・オニール氏によると人口13億人の中国が2027年までに年間GDPが約14兆ドルの米国を追い抜き、世界一の経済大国になると予想していた。2010年時点で中国国内の金融政策引き締めや人民元の対ドルレート切り上げなどにより実現されてはいないが、今後年間を通し、中国が米国を抜き、世界第一位のGDPを誇るのも時間の問題であると言われている。
中国国旗

 

実際世界のエコノミストは2020年台には中国がGDP世界第一位になると見込んでいるようだ。しかし、サブプライム問題で躓く米国と安定的かつ急激に成長を続ける中国とアメリカとの差が急激に縮むのではないだろうか。実は中国がアメリカを追い抜くのは、2020年よりももっと早まる可能性が高のではないだろうか。

 

ここで心配なのは、かつて欧米列強のアジアへの侵略をまのあたりにした日本は世界と戦うため、経済、軍事的拡大を目指した。結果、一方的に欧米から経済的無理難題を押し付けられた日本は、堪忍袋の緒が切れ、米国、イギリス、フランス、オーストラリアなど世界を相手に太平洋、中国、アジア戦線で戦った。

 

日本が過去経験した太平洋戦争前のように、中国は急激に西洋列強各国(米国、ヨーロッパ諸国)と対峙してきている様相が見て取れる。

 

太平洋戦争

 

アジアの隣国として中国と欧米各国が争うことを、日本自らが調整役となり、避けなければならない。安定的、秩序ある世界関係こそ、日本が生き残る道であり、先の大戦で散っていった日本の祖先の死を無駄にしてはならない。戦争や争いは決して、人間を幸せにするものではない。

 

 

中国の政治

中国共産党の第17回全国代表大会(党大会)が, 2007年10月15〜21日に北京で開かれた。大会とそれに続く中央委員会全体会議は胡錦濤総書記を再選し,新指導部を決定した。さらに胡総書記の戦略思想「科学的発展観」を党規約に盛り込み,バランスのとれた経済成長への路線転換を明確にした。

 

党大会は5年に1度開かれる党の最高意思決定機関。党員7336万人(07年6月現在)の代表2217人が,指導機関を構成する中央委員204人と同候補167人を選出した。中国共産党は世界最大の政党で,国民の18人に1人が党員になる計算だ。最高首脳である党中央政治局常務委員9人には,胡錦濤総書記,呉邦国・全国人民代表大会常務委員長,温家宝首相ら5人が再選され,新顔として習近平・上海市党委員会書記,李克強・遼寧省党委書記ら4人が選ばれた。ともに50歳代前半の習,李の両氏は,5年後の次期党大会で引退が見込まれる胡総書記の有力な後成長偏重路線のひずみが,都市と農村の格差拡大や環境破壊などに表れたため,胡総書記は「科学的発展観」と「和諧(調和のとれた)社会」を掲げ,持続可能な成長を目指すことにした。人事と路線の両面で,胡総書記が江沢民離れを図った形だ。

 

ポイント問題点と展望

 

胡総書記は大会の活動報告で,2020年の1人当たりの国内総生産(GDP)を00年の4倍にする目標を提起しつつ,国民本位で生活を重視する政策を訴えた。 07年1〜9月期の経済成長率は11.5%で,前年同期を0.7ポイント上回っており, 4倍増は達成可能なペースだ。だが,問題は食料品や不動産価格,株価の上昇など,バブル経済をどう制御しながら成長を続けるかだ。さらに,いびつな社会主義市場経済体制下で腐敗の温床となる共産党独裁体制の透明化,党内と国政レベルでの民主的選挙の導入などの政治改革は手つかずで,一党独裁維持にかかわる課題は多い。
天安門広場

 

 

中国とは中華人民共和国の通称です。1949年に中国共産党によって建国された社会主義国家。東アジアのユーラシア大陸東岸に位置し、その国土の大陸部は、中国大陸とも呼ばれる。首都は北京市。中国は世界最大の人口を擁する国家である。約13億人という人口は、19世紀末の世界人口(13-15億人と推計)、あるいは、現代の西ヨーロッパ(約4億人)とアフリカ(約10億人)の合計に匹敵する。ただ、中国国内の潜在的な人口は、統計上含まれない黒孩子(ヘイハイズ)や盲民と言われる浮浪民の人口などによって大きく変わり、実数ははっきりしない。人口の94%を占める漢族のほか、チワン族、ウイグル族、モンゴル族、チベット族、回族、ミャオ族、イ(彝)族、トゥチャ族、満族など、政府が認定している55の少数民族よりなる多民族国家である。朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)、ロシア、モンゴル、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、アフガニスタン、パキスタン、インド、ネパール、ブータン、ミャンマー、ラオス、ベトナムと隣接している。また東シナ海を挟んで日本や大韓民国(韓国)とも接しており、最近は黄海、日本海で領土問題がおこっている。